一人暮らしを始めてたまに「やるせないほどの寂しさを感じる時がある」と思う人は少なくありません。
この寂しさは一体どこから来たのでしょうか。
どうすれば、この寂しさを撃退できるか、ここではご紹介していきます。
一人暮らしで寂しい時にやってしまいがちなこと
大学生や社会人になると親元を離れて一人暮らしを始める方が多いでしょう。
一人暮らしで寂しいと思った時に、走ってしまいがちなのがお酒やタバコです。
他にもギャンブルなどありますが、ギャンブルの場合は身を滅ぼす危険性もあります。
お酒やたばこなんて、百害あって一利なしです。
寂しいと感じた時についついやってしまうこととして、「誰かに電話する」があります。
これは、寂しさを紛らわすことはできません。
パソコンや携帯をついつい触りすぎてしまったり、アドレスを変えて返事が返ってきてもありきたりの会話しかできません。
一人暮らしは恋人がいないと寂しい?
一人暮らしの独り身で寂しさを感じる時にまず陥りがちなのが、この考えではないでしょうか。
「一人暮らしで寂しいなら恋人でも作ればいいじゃん」と無責任にすすめてくる人もいます。
独り身の人は寂しそうという一般的なイメージがありますが、決してそうではありません。
恋人がいたって、一緒にいない時間は寂しいと感じると思います。
恋人がいても、独り身からすると幸せ満タンな生活なのと疑ってしまいますよね。
実際に恋人がいる人たちに聞くと必ずしも幸せなことばかりではないといいます。
逆に恋人がいる人から見ると、独り身のような自由気ままな感じがないという愚痴もあります。
つまり独り身であれ、恋人がいていたとしてもそれぞれの道にそれぞれの悩みがあるわけである。
したがって、「恋人を作る」は寂しさの撃退方法にはいれずにご紹介していきます。
一人暮らしを満喫している人に学べ!
親元で生活している人もいるが、とにかく一人暮らしをしていても寂しいとは言わずに、楽しそうに生活しているが多く紹介されている。
彼らを見ていて思うのは、「何か打つ込めることを持っている、もしくはこうなりたいという目標がある」ということです。
学生の皆さんは志を持って学校に入学されたのではないでしょうか。
確かにこれをやっていると楽しい!というものがあれば、別に一人でも構わないのですね。
学業で時を忘れる
寂しさの半分はおそらく暇から来ていると思います。寂しさを感じるシーンを思い出すと、何かにつけて暇な時だったりすることもしばしば。
すると、自分を暇にさせなければいいのです。
別に学業でなくても、先ほどの好きなことで忙しくなるのでもよいと思う。
アルバイトで忙しい時にはあまり寂しさを感じない、いやむしろ逆に生き生きしてしまうので、とにかくアルバイトや勉強をやっているのが好きな人はお勧めです。
勉強が好きな人は、別に勉強で忙しくなっても苦には感じないと思います。
ペットを飼うなら責任を持つべし!
ペット(特に犬)は寂しさを撃退するには効果的な方法ですよね。
ペットを飼えば、一撃で寂しさなんか吹っ飛ぶことは見えていますし、これは世間でも実証済みです。
しかしたとえ動物好きであっても、犬の場合には犬の留守番時間が長くなることや、1年後、数年後どこに暮らしているかわからない生活を考えると、寂しさを紛らわすためだけに犬を飼うことお勧めしません。
外の動物に愛着を持つのはアリ!
ペットを飼わない代わりに、道端にいる動物を可愛がる方法があります。
これは「野外ペット」と呼ばれています。
ドバイには、可愛らしい鳥や結構人になつく猫がその辺をよく歩いており、その鳥たちを可愛がって癒されるという方法であります。
ペットを飼わなくても、このくらいの方が世話をする必要もなく、手軽に寂しさを紛らわすことができます。
日本では、鳥といえばカラスとスズメ、ハトぐらいしかいません。
その場合は、その辺を散歩している他人の犬を触れ合うのもいいかもしれません。
そうなると飼い主と仲良くなることもあると思います。
自然を堪能する
自然というのは偉大です。
自然の中にいるだけで、人間のちっぽけな感情を浄化してくれます。また学業で疲れた頭を癒してくれる効果もあります。
海や山など、とにかく自分よりもでかいものに巻かれてみると、嘘のように寂しさなんてものが消えていく感覚になります。
夏に海に行くこともあると思いますが、海にいるだけで充実感が湧き上がるでしょう。
ホラー映画をみる
寂しさを撃退するには、その寂しさよりも大きな感情を作り出せばいい寂しさを抑えることができます。
それにぴったりなのがホラー映画です。ホラー映画をみると一発で、寂しいよりも怖いという感情が大きくなり、寂しいことなんかどうでもよくなります。
ちなみにこれは、人に会いたくない症候群にも有効で、ホラー映画をみると、怖いのでとにかく人がそばにいると安心してしまう。
いやむしろ人とどんどん絡んで、恐怖を消しにいってしまう自分がいる。普段は人からとにかく遠ざかりたいと思っているので、そんな自分を打ちのめしたいという人にはホラー映画がぴったりなのである。
掃除をする
学生の場合には普段から勉学に励みますが、自分磨きに走るのも、寂しさを紛らわせる手です。
まず、部屋が汚れていては気合が入りません。
勉強が捗ることもないでしょう。
一人暮らして寂しいと感じたらまずすべきことは「掃除」です。
掃除をしていれば、家事の練習にもなると思います。
時間に余裕がある場合には、「この家とももうすぐでさよならだ」というくらいの気持ちを込めて掃除に徹するのもいいかもしれませんね。
新居へ引っ越したばかりでも、こまめに掃除をして行くことが大切です。ある程度キレイな状態で退去することもできます。
なんとなく暇で、寂しいと感じたらすぐに掃除に徹しましょう。
また、ほとんどの学生は「まずやらなければいけないこと」に目を向けようとしません。
テスト期間や課題を取り組む際に、机の片付けや掃除が捗ることがありますよね。
なんとなく寂しいと感じている時間って、実は勿体ない時間なんですよ。
どんな人でも充実感を味わえるのは「目標を達成したとき」です。
暇を持て余しているようなら、まずは目標を立ててみましょう。
私は同時に、習い事を始めようという意気込みを持ちました。
お風呂にゆっくり浸かる
ついつい無駄なことをしてしまいそうになったら、「お風呂にゆっくりつかる」というのもおすすめです。
入浴剤やアロマを使ってリラックス効果を高めたり、半身浴をするだけで代謝を促進させますからダイエットにも最適です。
朝にシャワーを浴びるとすっきりしますよね。
でも朝のシャワーはゆっくりできませんから、たまに寂しいときは、夜にお風呂に入って、ゆっくり疲れを癒しすのもおすすめです。
寂しいという感情は、自分の存在価値が認められていないと思った時に起こります。一人暮らしで寂しくなりやすい人は、他人によって自分の存在価値を確かめている傾向にあります。
ただ、他人もあなたと同様に、自分の存在価値を誰かに認めてほしいと渇望しています。そのため、多くの人は、他人の存在価値を認めるほど精神的な余裕を持ち合わせていません。
また、他人に認めてほしいという願望とは「他人の物差しで生きること」を意味します。これは、他人があなたの存在価値を認めなければ、あなたもそれに従うという理屈です。
これでは苦しいと思いませんか?
だからこそ、あなた自身が自分の存在価値を認められる「自己愛の力」が必要なのです。自己愛とは、自分を条件付きではなく無条件に肯定できる力です。
自己愛を高めることで「他人の物差し」に振り回されず、ありのままの自分を愛せるようになります。
つまり、一人暮らしの孤独感や不安を「自己解消」できるようになります。
自己愛を高めて寂しさを対処!
自己愛を高める方法は、自分が勝手に描いている「セルフイメージ(自分の理想像)」を捨てることから始まります。
あなたを含め、私たち人間は「無限の能力を秘めた存在」です。たった数%の働きしか持たない「顕在意識」で作ったセルフイメージに収まるような、小さな存在ではありません。
しかし、私たちはセルフイメージに反する自分を嫌い、否定する傾向にあります。
自分の中にある、ヘタレな面、残虐な面、嘘つきな面・・・これらを認め、肯定することが重要です。
今まであなたが見たくなかった「自分の闇」を、一つ一つ肯定していく度に、あなたの自己愛は高まります。結果、孤独や不安を感じにくい存在になっていきます。
他人の目を気にしない!左右されてはいけない
「他人と比べてしまう」
「他人を批判してしまう」
これは劣等感から生まれることが原因です。
自分と他人を比較することは、他人を「イケてる人とイケテない人」に分別している態度であり、他人を裁く行為でもあります。そのため、他人を比較する人は、他人を批判します。
この傾向が強い人は、自分が「イケてない人」に該当したとき、自分自身をも裁き、強烈な自己否定に陥ります。結果、劣等感がますます強化され、自己愛が棄損していきます。
そして、強化された劣等感を癒すために、さらに他人を批判することで自己の存在価値を守ろうとします。しかし、それによって比較と批判をする癖が強化されるため、さらに自分が他人に劣っている点ばかりにフォーカスし、自己否定に陥る・・・
このような「負のスパイラル」から抜け出せなくなり、最終的には「自己愛」がゼロになります。
楽しさはSNSからも見いだせる?
例えば、フェイスブックで、あなたの友人が大勢の仲間に囲まれている写真を掲載したとします。一見すれば、リア充で羨ましいと思うかも知れません。
しかし、実際は「上辺の関係だった」ということも少なくありません。たとえ、ちゃんとした友人関係だとしても闇はある。友達が多いほど自分の時間を失い、人間関係のトラブルやストレス・・・etc
つまり、あなたの比較や批判は表舞台だけに焦点を合わせているに過ぎないということ。
他人の全てを見ずに、勝手な思い込みで比較や批判をしているだけなのです。
勝手な思い込みによって、根拠のない劣等感を育てる暇があるなら、自分のことだけにフォーカスし、自己鍛錬に集中した方が有意義だと思いませんか?
他人との比較を控える
他人と比較する癖がなくなれば、他人を批判する癖もなくなり、自分を裁くこともなくなります。
つまり、不安になることも、孤独を感じることも、自己否定することもなくなるのです。
自分のことだけに集中し自己鍛錬をしていけば、あなたは着実に成長していきます。当然、成長していく自分を、あなたは誇らしく感じるはずです。
自己愛が強化されていき、他人や周囲に影響を受けにくい自分になれます。そうなった時には、一人暮らしが寂しいという感情も解消していることでしょう。
他人を喜ばせることを考える
一人暮らしが寂しい人は「待ちの姿勢」の傾向があります。
話しかけてほしい、メールがほしい、誘ってほしい・・・自分からではなく他人からの愛情表現を待っていませんか?
そうではなく、自分から率先して他人に愛情表現するのです。また、自分から繋がりを求めることで「行動」に没頭でき、寂しさを埋めることもできます。
ただし、自分から進んで繋がっていくことは「自己愛が低い人」には難しいのです。なぜなら、他人から繋がりを拒否された時の恐怖心が強いからです。
自己愛が低い人は、自分の評価を、自分ではなく他人に依存しています。そのため、他人に拒否されると「自分には価値がないんだ」と感じやすいのです。
自分から率先してに繋がりを求めることに恐怖を感じる人は「他人に期待せず、愛を提供できる自分って最高じゃない?」という思考に切り替えてください。
このマインドを持って、他人が喜ぶことを考え、率先して提供していけば、自分がどんどん好きになり自己愛も高まっていきます。
加えて、普段の生活から「ありがとう」にフォーカスする癖を持つことです。私たちは、あらゆる人々の貢献によって生かされています。
感謝の気持ちを忘れてはいけない
人間の脳は「感謝の気持ち」と「不安や恐怖の気持ち」を同時に感じられない特性があります。
つまり感謝にフォーカスするほど、一人暮らしで寂しいという感情は解消されます。
まずは、あなたの日常から「他人の貢献」を見つけるゲームをして「ありがとう」と感謝する癖をつけてみてください。
過去を反映して寂しさが生まれいる!?
あなたの脳が寂しいと解釈してしまう「きっかけ」を特定し、それを意図的に排除する。
そうすることで、寂しいという感情を事前に抑えることが可能になります。
一人暮らしの中で「寂しい」という感情が頭を出したら「今、なぜ寂しいと感じたのだろう?」と自問自答してください。
すると、部屋に一人でいるという事実が原因ではなく「過去の記憶」によって、寂しいという感情が引き出されたことに気づくはずです。
次は、その過去の記憶を思い出させた「きっかけ」を探しましょう。
あなたを寂しくさせる記憶を思い出させたのは、音、映像、言葉、匂い、体の動き・・・何でしょう?特定してみてください。
特定したら、あなたの生活環境から排除しましょう。目や耳に入れない工夫をすることで、寂しい感情になるきっかけが減り、一人暮らしにおける孤独感や不安感が生まれにくくなります。
ポジティブ思考を生み出すには?
これは、あなたを寂しい感情にさせるきっかけを、あなたがポジティブな感情になるきっかけで打ち消す方法です。
寂しい感情をそのまま放置すると、ますます気分が落ち込み苦しみが増しますよね。
ネガティブな感情とは「生命の危機」のサインでもあるため、その危険から身を守るため、脳はよりネガティブな感情に意識を集中させる機能があるからです。
つまり、寂しいという感情が発生したら「ポジティブな感情」にすぐ切り替えることが、深みにはまらない重要なテクニックです。
あなたをポジティブな感情にする「過去の記憶」を特定し、それを思い出させてくれる音楽、テレビ番組、漫画、映画、写真、ゲームを把握しておきましょう。
ポイントは、一人暮らしで寂しくなったら、すぐ使えるトリガーがおすすめです。
あえて忙しい時間を作る
人間は、1日に約6万回の思考をめぐらせています。そして、その大半が”ネガティブ思考”と言われているんですね。
ちなみに、私たちが訳もなく思考をめぐらせてしまうのは、何もしていない「暇な時」です。実際、何かに没頭している時は、寂しいという感情はわかないはず。
一人暮らしをしていると、部屋で一人ぼっちになる機会は多く、暇になりがちです。
そこで解決策として「やりたいことリスト」を作り、手元に置いておくのです。
あなたは決して暇ではありません。自分の人生を豊かにするための「ToDo」は沢山あるはず。ただ、それらのタスクを一時的に忘れているだけです。
だからこそ「やりたい」と思ったことはメモして記録しておきましょう。そして、暇だと感じた時に、メモに記録したタスクに取り組んでください。
観たかった映画、部屋に似合う雑貨のチョイス、お風呂の掃除、行きたい旅行の企画・・・何でもOK。あなたがポジティブな感情になれるタスクにどんどん取り組みましょう。
取り組み始めたら吉日、寂しいという感情は消え去っているはずです。
時間を有効活用して寂しさを紛らわせるポイント
ポイントはあなたを「ポジティブな感情」にしてくれるタスクであること。
決して、寂しさを紛らわすだけのタスクではいけません。
お酒、ゲーム(ギャンブル)、異性に逃げるなどは禁物です。
これは、あなたの気持ちを前向きにせず、やり終えた後に「虚無感」しか残しません。寂しさが増幅します。
泣くことも寂しさの払拭になる!
今まで紹介したテクニックを実践しても、一人暮らしの孤独感や不安感が解消されない場合は、それらの感情を抑え込まず、思いっきり吐き出しましょう。
大声をあげても、号泣しても構いません。ポイントは感情を出し尽くすということ。寂しさの感情を外部に開放し尽くすことで驚くほどスッキリします。
また、ネガティブな感情に飽きてしまいます。場合によっては、寂しかったことがバカバカしく感じることも。
感情を吐き出すことで、脳内が整理され、心が冷静を取り戻すからです。
また「泣く」という行為には、あなたにストレスを感じさせる「交感神経」を和らげる働きがあります。涙には、人間をリラックスさせる「副交感神経」を活性化する効果があるのです。
泣くことで、寂しさ、孤独感、不安感を全て吐き出せば、心に余裕が戻ってきます。
心に余裕が戻れば、自分や出来事を、冷静に客観的に見つめられるようになるでんすね。
つまり、建設的で前向きな思考がスタートします。
このテクニックは最終手段ですが、この方法で解消できない感情はありません。人間は、一つの感情だけを味わい続けられない「飽きやすい生き物」なのです。
あなたが、一人暮らしを寂しいと感じる根本原因は「一人でいる人=寂しい人」という観念(思い込み)を持っているからです。
あなたは、一人でいる誰かを見た時に「寂しい人だね」と裁いていませんか?だから自分がその立場になった時に「私は寂しい奴だ」と裁くのです
はっきり言って「一人でいる=寂しい」という考え方に、何の根拠もありません。
進学、就職、転勤などで新しい季節から一人暮らしを始めるという方は多いですよね。
一人暮らしを始める前は『一人だから気が楽になるな~』という方がほとんどだと思いますが、実際に新生活が始まると孤独、不安という感情が勝る日も少なくないです。
このような状況が長期的に続くことでストレスもかかってくるため、体の健康状態を考えてもあまり好ましいことではありません。
寂しさの本性はホルモンにある!
一人暮らしの孤独感や不安感を解消するのに効果的なオキシトシンというホルモンがあるのをご存じでしょうか?
このオキシトシンですが別名『幸せホルモン』『愛情ホルモン』『癒しホルモン』『絆ホルモン』とも呼ばれており、体内に増えることで私たち人間に幸福感を与えてくれたり孤独や不安からくる押し潰されそうなブルーな気分を中和してくれるのです。
前述のように孤独や不安という感情が長期的に続くことで健康状態にも影響を及ぼすことがあり、精神疾患やうつ病といった症状を発症してしまう方も決して少なくありません。
そのためオキシトシンを体内に増やして不安を和らげようという専門家も多く、近年ではその注目度の高さからテレビ番組でも取り上げられています。
オキシトシンの特徴ですが他のホルモンや栄養素と異なり、食べ物から摂取して増やすことは残念ながらできません。
つまりオキシトシンを増やすには食事以外の行動が大切になるということですね。
オキシトシンを増やす行動といってもそれほど難しいことをする必要はなく、自宅でも簡単に行うことが可能です。一人暮らしをする中で強烈に孤独や不安を覚えた時はオキシトシンを増やすことを考えてみましょう。
幸せなホルモンの分泌に必要なのはオキシトシン!
孤独や不安という感情が勝っている日は実際にオキシトシンの分泌を促す行動を実践してみましょう。
友人・家族と会ってスキンシップを図る
幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンを増やす定番の方法は実際に友人や家族と会ってスキンシップを図ることです。
スキンシップの仕方に特別な決まりはなく一緒に食事に行く、遊びに行くなどの方法でも十分にオキシトシンの分泌を促すことができます。
また肌に触れるという行為もオキシトシンを効率的に増やすことが可能となるため、友人や家族にマッサージをしてあげるのもいいでしょう。
ただし、ボディタッチや肌に直接触れることができる相手というのは限られてくるため付き合いが長く、何でも話し合える友人や家族にのみ行うことが大切です(付き合いが浅く、異性に実践した場合には相手に不愉快な感情を抱かせてしまう可能性もあるため)。
親しい友人や家族に電話をする
学業が忙しく、実際に友人、家族と会う時間がないという方は電話でコミュニケーションをとるようにしましょう。
この時のコツは素直に自分の今の気持ちをしっかりと相手に伝えたり、相手の話もしっかりと聞いてあげることです(自分ばかりの話だと相手も嫌になる可能性があります)。
素直になるというのは一見すると何の効果もないように見えますが、実はこの行為もオキシトシンを増やすのにはおすすめといいます。
要は寂しいという気持ちを隠して『ヒマだから電話しただけだし』という意地を張らないことが大切ということですね。
一人での寂しさ、孤独、不安という気持ちは同じ人間であれば誰もが抱く感情です。電話で会話のキャッチボールをしっかりとして寂しさを紛らわしてみましょう。
一日一善を心がけることでオキシトシンを生み出す!
『人のために良いことしても何も得はしない』
『良い行いをしても何も変わるわけではない』
この考え方は幸せホルモンの分泌量を増やすチャンスを逃しているといいます。
オキシトシンは人に親切にしてあげたり、人をほめるなどの日常的に実践ができる行為でも分泌を促すことが可能です。
一人でいる時間がとにかくツラいという方は地域のボランティア活動に参加するのもいいでしょう。
孤独や不安を抱く方というのはついついそのストレスから周囲に強く当たってしまう傾向にありますが、これでは余計に孤独感を強めてしまうだけです。幸福感を得るために一日一善を心がけてみましょう。
新たな出会いを見つける
孤独感や不安感を解消するのはやはり信頼できる人との新たな出会いを見つけるのが大切ともいえます。
よく新生活を始めた地域になじめずに結局、実家に帰ってきてしまったという方を見かけます。
この状況では孤独や不安という感情を覚えるなというのがムリでもあります。また孤独や不安を覚えると『昔はよかったな・・・』『実家に帰れば信頼できる友達もいるし帰ろうかな・・・』という気持ちが勝るため、結局新たな生活を断念してしまいやすくなります。
この状態を打破するにはやはり新生活を行う地域でもしっかりと信頼できる友人やパートナーを見つけることです。大学であればサークルに入ったり、誘われた食事会に積極的に参加するだけでも新たな出会いのチャンスが広がります。
また社会に出て働いている方も会社の飲み会やパーティーに参加したり、異性の信頼できるパートナーを見つけたい場合には街コンなどに足を運ぶのもいいでしょう。
信頼できる友人やパートナーを早いうちに作ることで幸せホルモンを増やすきっかけにもなります。『最初は全然なじめなかったけど、信頼できる仲間がたくさん増えて今ではこの街が好きになりました』と胸を張っていえるように頑張ってみましょう。
幸せホルモンを増やすならコミュニケーションを取ろう!
幸せホルモンを増やす方法は一般的に人と直接会ってスキンシップを図る、電話で信頼できる人の声を聞くことです。
実は幸せホルモンは一人でも増やすことが可能です。
抱き枕をかかえる!
抱き枕を使うだけでも幸せホルモンの分泌を促すことができます。
よく『寝る時は抱き枕がないと眠れない』という方がいますが、これはストレスを緩和する効果もある幸せホルモンが効率的に分泌されることが影響しています。
心地の良い睡眠にストレスというのは敵でもあるため、孤独や不安の感情が強い日は抱き枕と一緒に布団に入るのもいいでしょう。
また信頼できる友人や家族と電話でコミュニケーションをとる場合は抱き枕を使用することで相乗効果を得ることもできます。
ペットと触れ合う
新たな生活で寂しさを紛らわすための代表的な方法でもありますね。オキシトシンは人とのスキンシップ以外にも、犬や猫などのペットと触れ合うことでも効率的に増やすことができることがわかっています。
また触れ合う以外にも見つめ合うだけでも、何もしないよりかは効果があるといわれています。
ペットとの触れ合いは私たち人間側も幸せホルモンを増やすことができますが、犬や猫といったパートナー側もオキシトシンの分泌量が増えるためお互いが幸せな気分を感じることが可能です。
ただし最後まで責任を持ちましょう。
感動するすると幸せホルモンが分泌される
映画、ドラマ、アニメ、漫画など何でもいいですがとにかく感動してみましょう。
オキシトシンは感動するだけでも分泌を促すことが可能です。また感動した時は『綺麗』『すごい』『素晴らしい』という感情を実際に口に出してみるのも効果がああります。
インドア派の方は感動できる映画のDVDを見たり、泣けるといわれているドラマを見るのもいいでしょう。
また外出は苦にならないという方は実際に旅行の計画を立てて、絶景スポットや夜景スポットで感動を味わうのも幸せホルモンの分泌を効率的に促します。
一人暮らしの寂しさを紛らわせるポイント
寂しさを解消するのにおすすめの行動をいくつか取り上げてみました。自分の気持ち次第で充実した一人暮らしにすることもできます。
比較することをやめる
人というのはついつい他人と比較してしまうクセがあります。このクセは場合によっては強烈な孤独感や不安感を覚えることもあるので注意が必要です。
比較する時に自分が劣勢に立っていると、劣等感から社会に出ることが怖くなる可能性があります。
人というのは優位に立っている時は優越感から人生が楽しいと感じますが、劣っているケースに立ち会うと『逃げたい!』という心理になりやすいです。
このような時は自分より優れた能力を持っている人間がいたら『素直にほめる』ことを意識してください。
前述のように素直に自分の気持ちを表現したり、相手をほめる行為は幸せホルモンの分泌にもつながります。また相手をほめた上で『自分にも良いアドバイスをしてよ』と歩み寄ることで苦手なことを克服できる可能性も高まるのです。
比較をするのは順位をつける目的ではなく、自分にはないものを持っている人間を探す目的で行うようにしましょう。それが新たな信頼できる人間との出会いになる可能性もあります。
また比較と同様に他人を批判することもNGです。この場合も他人を批判している時はわかりませんが、自分が批判される立場になると人前から避けたい気持ちが強くなり社会に出るのが怖くなる可能性が大きいでしょう。
考える時間を作らないようにする(忙しくする)
孤独や不安という感情を覚えるのは考える時間があることも影響しているといいます。みなさんの普段の生活を思い出してもらうとわかりやすいですが、好きなことをしている時や集中している時に悲しい感情や不安、孤独という気持ちは残らないと思います。
家では何もしないという方は新たな趣味を見つけたり、自分磨きをするといった集中できる環境を作るのもおすすめです。
大切なのは過去の楽しかった日々を振り返る時間を作らせないこと。
自分が興味があることや好きなことをひと通りノートに書いて、その中から実践可能なことを見つけてみましょう。
過去を振り返るな、というと少し酷な気もしますが一人暮らしや新しい生活に慣れるまでの期間までで問題はありません。
『今の一人暮らしの環境から逃げたい』という期間が過ぎれば、その後に過去の思い出を振り返っても『帰りたい』という気持ちはなくなります。
まずは一人暮らしの環境に慣れて、新しい生活を充実したものにするということに力を注ぐことが大切です。
どうしても過去の思い出を振り返りたくなったら、先ほども取り上げた地元の友人や家族と電話で話す行動を実践してみましょう。幸せホルモンが分泌されて、孤独や不安という感情を緩和させることができます。
まとめ
いかがでしたか?
人間生きていると寂しさを感じることも多々あるでしょう。
一人暮らしの場合にはさらに寂しさがこみ上げてくることもあります。
- 何かに集中して物事に取り組む
- 自然を堪能する
- ホラー映画を見る
- 掃除をする
- お風呂にゆっくり浸かる
また寂しいと感じる時は、夜の方が多いため、寂しいと感じ始めたら、早めに電気を消して眠る方法もいいかもしれませんね。
早く寝ることで疲れた体を回復させることもできます。
寂しさを乗り切る方法といっても1人、1人に合った解消法があるため全ての人に同じ効果があるとは断言できませんが、何もせずにストレスを溜め込むよりも改善できる可能性は高まります。
また寂しさを感じたら、紛らわす方法を考えるのではなく一度その感情を思いっきり吐き出してみるのもおすすめです。特に泣くという行為はリラックスムードを高める副交感神経を活性化させるには効果的ともいわれているため、孤独な感情を誰にも相談できない場合は素直に涙を流してみましょう。
寂しさ、不安、孤独という感情を溜め込むのは心にも体にも悪いことです。今、一人暮らしをすでにしている方はもちろんのこと、これから一人暮らしを始めるという方もぜひ参考にしてみてください。