一人暮らしの部屋探しでは、譲れない条件ってありますよね？
- 室内洗濯機
- エアコン付き
- ガスコンロまたはIH
- ユニットバス
そのほかにも角部屋や日当たりを考慮した部屋探しをすると思いますが、今回は室内のユニットバスについてご紹介いたします。
「ユニットバスってトイレとお風呂が一緒だから大変そう」
と思う人もいるかもしれませんね。
では以下でユニットバスについて詳しく見ていきましょう。
ユニットバス
もうご存知かと思いますが、ユニットバスとはトイレとお風呂が一緒の構造になっています。
学生さんに限らず初めて一人暮らしをされる場合、最初に住むお部屋としてワンルームや1kを選ぶ人が多いんですね。
そうしたお部屋を選ぶ時、たいていのお部屋はトイレとバスルームが一緒になったユニットバスタイプです。
ユニットバスは何かと敬遠されがちですが、実はメリットもちゃんとあります。
ユニットバスとは？
ユニットバスのメリットについてお話をする前に、まずは「ユニットバス」についてお話をしたいと思います。
実はユニットバスというのは、工場でバスルームを構成するために造った必要なパーツを現場まで運び、そこで運んできたパーツを組み合わせて造るバスルームのことを指します。
そのため、このパーツの中にトイレや洗面台がないバスルームだけの設計でも、パーツを組み立てて造ったバスルームであればそれは立派なユニットバスなのです。
賃貸物件の詳細を確認すると、時々バス・トイレ・洗面台がそれぞれ別々なのに『ユニットバス』と書かれているものがあります。
それはつまりパーツを組み合わせたバスルームということ。
日本の主な賃貸物件でのユニットバス
- 2点式ユニットバス（バスルームとトイレがセット）
- 3点式ユニットバス（バスルーム・トイレ・洗面台がセット）
こちらの2パターンが主に賃貸物件に多いんですね。
ユニットバスのメリット
※ここからは、2点式ユニットバスや3点式ユニットバスをまとめて『ユニットバス』と表記します。
ユニットバスのメリット①：掃除がカンタン
1つ目のメリットは、掃除がカンタンということです。
キッチン以外の水回り関連が全て一ヶ所に集約されているので、掃除がしやすいのです。
バストイレ別の物件の場合、先にバスルームの掃除が終わってもまだトイレや洗面台の掃除が残っています。
それを掃除するために毎回移動するのは正直ちょっと面倒くさいですよね。
家族と住んでいれば掃除場所を分担することができますが、一人暮らしは全て自分でやらなくてはいけません。
面倒くさいからと放置するとあっという間にカビが生えてしまいます。
その点ユニットバスなら、掃除したい箇所が同じスペースにあるため移動の手間も省けます。
便器の外側や洗面台を洗った後の洗剤をシャワーでそのまま洗い流すことも。
そしてユニットバスの場合、ほとんどが窓無しの設計になっているため、換気扇は24時間つけっぱなしです。
そのため、洗剤を洗い流した後の水滴も数時間できれいに乾くため、わざわざ拭く必要もありません。
ユニットバスのメリット②：部屋の間取りが広い
ユニットバスの2つ目のメリットは、ユニットバス以外のスペースが広くなること。
専有面積が同じワンルームという条件では、どちらが部屋の間取りが広くなるでしょうか？
- バスルーム・トイレ・洗面台が全て独立している6帖の部屋
- ユニットバスで8帖の部屋
圧倒的に後者の方が広く感じます。
インテリアにこだわりたい方や収納が大きいお部屋をご希望の方なら、やはり後者がおすすめ。
ただしどうしてもトイレとお風呂が別がいいといい人もいると思いますので、自分が納得のいく部屋を探してください。
ユニットバスのメリット③：水道代やガス代の節約につながる
3つ目のメリットは、水道代やガス代の節約がしやすいことです。
ユニットバスの場合、浴槽に張れるお湯の量が制限されていたり、浴槽にお湯を張って浸かること自体を禁止している物件もあります。
これは浴槽に浸かった時に溢れ出たお湯が室内まで侵入し、床が水浸しになったり階下へ水漏れをしてしまうことを防ぐためです。
ただゆっくりお風呂に浸かることができないというデメリットも。
その分使用する水の量が少なく、さらにお湯を沸かすためのガスもシャワーの分だけで済むので、水道代とガス代の節約にもつながります。
一人暮らしをするにあたって、生活費をなるべく節約するためにもユニットバスは便利です。
ユニットバスの注意点
ユニットバスにもメリットがあると理解していただけたと思います。
しかしユニットバスを使用するにあたっての注意点を以下でご説明いたします。
ユニットバスの注意点①：シャワーカーテンは必須
ユニットバスのデメリットとして一番多いのが、シャワーを浴びた時に水があちこちにはねてしまうことです。
気付けばトイレや洗面台までがビシャビシャなんてことも…。
いくら換気扇があるからといっても、掃除以外の時まで毎回トイレや洗面台まで濡れるのは嫌ですよね。
そうしたデメリットを防ぐためには、シャワーカーテンは必須アイテム。
シャワーカーテンは百円均一ショップで販売しているので、カーテンを通す突っ張り棒も一緒に買い揃えれば、200円程度でデメリットを解消できます。
また、カーテンは同じものを使い続けるとカビが生えるため、定期的に交換をすることをおすすめします。
ユニットバスの注意点②：トイレかお風呂を同時に使えない
一人暮らしだと特にストレスを感じることなくユニットバスを使用できます。
しかし親や友達が泊まりに来た際に、ユニットバスだとどちらか一方がお風呂に入っていたりトイレを使用していると、もう片方が使えません。
つまりユニットバスだとどちらかの利用が終わらない限り、もう一方を使えないデメリットもあるですね。
いくら一人暮らしをしているといえど、誰が家に来るのかはわかりません。
あらかじめ訪ねて来る人にはユニットバスだと伝えておくといいですね。
まとめ
いかがでしたか？
多くの方が敬遠しがちなユニットバスですが、実は意外なメリットもあることがお解りいただけたでしょうか。
今後一人暮らしを始める方でユニットバスの物件にしようかお悩みの方は、ぜひお部屋選びの参考にしてみてください。
