「知って得する」節約する方法!
1人暮らしのプロパンガス生活についてここでは詳しく見ていきましょう。
生活の中でも重要度が高い「ガス」。
現在は選択肢として下記の三つがあります。
- 都市ガス
- オール電化
- プロパンガス
この中から絞られると思います。
その中でも非常に奥が深い「プロパンガス」です。
実際に1人暮らしの生活を参考にしながらプロパンガスについて詳しく見ていきましょう。
1人暮らしではシャワー派が多い!
1人暮らし、とはいえ、正直住んでいる地域、生活の流れなどにより差がとても大きいようです。
ただ1つ言えるのは、「1人暮らしの人はシャワーで済ます」ケースが多いらしく、そうなると必然的にたくさんのお湯を一気に沸かす事が少なくなるのでガス代は少なくなる傾向があります。
「あなたは、お風呂をためてませんか?」
冬場はしかたないかもしれませんが、我慢できる時期は極力シャワーの方が節約になるようですね。
追い炊きがガス代が高い要因!
プロパンガス利用の中での給湯器の使用率は高いんですね。
実際にリサーチの結果、「約7割」を占めているそうなのです。
その中でも、お湯の焚き上げは時間がかかります。
最初にお風呂に入るためにお湯を焚く、その後追い炊きをして誰かが入る、それだけで結構なガスの利用になっている訳です。
なので見方を変えれば、キッチンでもお湯をたくさん使っている場合はかなりガスを消費していることにもなりますね。
そう考えると、節約方法としては、下記の3つに注意しましょう。
- 給湯器の利用は最小限にする
- 電気に頼れるところは電気を使う
- お湯の温度は若干下げると節約に繋がる
ということになりますね。
1人暮らしの平均ガス使用量は5-10m³
使い方にも大きく差が出るようですが、全てをプロパンガスで賄った場合、1人暮らしの平均は5~10m³の使用量と統計が出ています。
しかし、例えば給湯器だけプロパン、その他冷暖房器具や調理器具は電気、または灯油を使うなど、完全に用途を分けている場合は、使い方によって1.5m³程度で収まることあります。
自由競争により、価格がガス代はまばら
プロパンガスは公共料金ではありません。
実はプロパンガスは都市ガスや電力会社と違い、各プロパンガス供給会社で価格を自由に設定できる仕組みになっているのです。
なので購入店により差が出たり、地方によって価格が違ったりなど、様々な金額設定が設けられているのが現状なのです。
特に賃貸の大家さんなんかは、昔からのつながりでガス会社さんを選んでいることが多い為、価格が高いガス会社さんに頼んでいる場合もあります。
大家さんは、自分がガス代を払うわけではないのであまり気にしない事が多いようです。
プロパンガスの大都市での価格帯
価格競争が激しく、地方に比べ単価が低いというのが特徴です。
基本料金
集合住宅⇒ およそ1,700円
戸建て ⇒ およそ1,500~1,600円
単価(1m³あたり)
集合住宅⇒ 300~450円相場
戸建て ⇒ 300~400円相場
※現在は石油価格が安いため260円くらいのところもあります。
地方都市での価格帯
都市部に比べ、価格設定がどれも高め
基本料金
1,800円前後
単価(1m³あたり)
400~450円相場
ここから見ても分かる通り、地方の価格は若干高めです。この背景には、特に寒い地方に言える事として
価格自由料金
冬はガスを多く使う—外気が寒いためお湯を温めるまでに時間がかかります。
このような要因があり、あえて高く設定をされてしまっている実情もあるようです。
そのため自由競争のマイナス点ではありますね。
自由料金制度が理由の大半を占めているように思います。
公共料金ではないので、プロパンガス供給会社は会社の言い分と利用者の言い値で大抵合意してしまっているようなところも少なからずあり、それが今に至っているようです。
しかし、特に多いのが地方都市のようですが、近隣のプロパンガス会社が結託して、ある一定の価格を維持するケースも多くみられるんですね。
これは背景に「顧客を取り合わない」と言う流れが敷かれており、独り勝ちしないでいく紳士協定のようなものなのではないか、とも考えられます。
ちなみに自由料金なので取り決めがなく、何か問題があっても口出しできる立場の人がいなません。
もちろん消費者相談センターやプロパンガス協会が仲裁に入ってくれますが、基本的には注意勧告までしか出来ません。
そんな現状もあるのでプロパンガス供給会社を選ぶ際にはしっかりとした下調べも必要ですね。
一人暮らしのプロパンガスの節約術まとめ
実際に使ってみないと分からないのがプロパンガスです。
プロパンガスも資源あってのものです。
現在は原油価格が落ち着いているので若干安値で取引されているとの話もあります。
そのためこの先、価格が上がってくることも考えられます。
みなさん、大切な資源なので、無駄なく使いましょう。
ガスを利用する場面
ガスを利用する場面と言えば、キッチンのガスコンロを利用する料理と体を綺麗に洗うためのお風呂です。
この料理とお風呂の使い方によって、ガス代の料金も大きく変わり、場合によってはかなり高額になったりします。
一人暮らしでは、案外ガスを利用する場面で油断しがちではあるので、気づけば高額なガス代になっていたなんて事も少なくありません。
では、どうやってガス代を節約すればいいでしょうか?
一人暮らしなら知っておきたい、ガス代の節約方法について解説していきます。
ガス代の節約方法
ガスを利用する場面は基本的には料理とお風呂のみになります。
なので、電気を利用する場面より少ないのですが、使い方によっては電気代よりもかかったりするので、電気代以上に気を付けなければなりません。
では、どうやって節約していくといいのでしょうか?
一つ一つ見ていきたいと思います。
強火での料理は控える
強火だと、調理器具が熱しやすくて、料理もしやすいですが、その分ガス代が多くかかってしまいます。
なので、なるべく強火での料理は避けて、最大でも中火にしておいた方がガス代を節約できます。
フタは必須
フライパンや鍋で調理するときに、フタを使って料理すると、通常よりも熱が伝わりやすくなるので、その分調理のスピードも速くなります。
煮物、炒め物、蒸し物にも幅広く活用が可能なので、フタをうまく活用しましょう。
フライパンや鍋は水分を拭き取る
フライパンや鍋を洗った後など、鍋底濡れたままの状態でコンロに火をかけると、熱が効率よく全体に伝わらない為、ガスを無駄に使用することになります。
なので、使用する際は、必は水を拭き取ってから使用しましょう。
家電や調理器具をうまく活用
調理する際に、備え付けのガスコンロだけでなく、電子レンジや電子ケトル、カセットコンロや卓上のIHヒーター等もうまく活用すると、ガス代も節約できます。
たとえば、少し凝った煮込み料理をしたいのなら、カセットコンロや卓上のIHヒーター、お湯を沸かすなら電子ケトル、温めや解凍作業をするなら電子レンジ等、調理に合わせて使い分けましょう。
また、家電以外にも、圧力鍋や保温鍋など、保温効果に優れた調理器具もガス代節約に一役買ってくれますので、こちらの使用もオススメします。
コンロの炎が鍋底からはみ出さない
鍋に火をかけるときに、コンロの炎が鍋底からはみ出してしまうと、熱効率が悪くなるので、逆に無駄になります。
こういったケースは小さい鍋を使用するときに多く見られるので、鍋のサイズに合わせて炎を調整するか、大き目の鍋で調理するようにしましょう。
食器を洗うときは給湯器を使わない
冬場などは特にそうですが、食器などを洗うときに、給湯器のお湯を使用している人が多いと思います。
しかし、これはガス代が思った以上にかかるので、オススメしません。
夏場はいいですが、冬場は水がかなり冷たいので、食器などの洗い物はキツイと思います。
そういう場合は、ゴム手袋等をして洗うようにしましょう。
シャワーのお湯を出す時間はなるべく短く
シャンプーをしている時や、体を洗っている時に、シャワーのお湯は結構出しっぱなしにしている人が多いと思います。
ガス代の事を考えるとあまりいい事ではありません。
極力シャワーを使用する時間を短くして、流さないときは切ってしまうなどして、工夫していきましょう。
シャワーを使用する時間を決めてしまって、タイマーを設置するのもいいですね。
ちなみに、シャワーの時間を1日1分減らすだけで、年間1700円程の節約になります。
節水シャワーヘッドを使う
シャワーヘッドを節水できるタイプに変更すると、単純にお湯を使う量が減るので、水道代だけでなく、ガス代の節約にも効果的です。
ヘッド自体もそこまで高くないので、一度変えてみるといいでしょう。
お湯の温度を下げる
お湯の温度が高ければ高いほど、その分ガス代もかかってきます。
ちなみにシャワーの温度1℃上げる為に必要なガス代は、5分で約1.2円、10分で約2.3円、15分で約3.2円程。
なので、43℃から40℃に温度を下げて、1日15分のシャワーを行うと1日で約10円の差が出てきており、これを1年にすると約3700円程の節約になります。
浴槽にお湯を溜めるときも、シャワーを使用するときも、なるべくお湯の温度下げるようにしましょう。
一人暮らしならお風呂よりシャワー
一人暮らしの場合だと、お風呂に入るより、シャワーのみの方が、使うお湯の量も少なくなるので、ガス代の節約を考えるなら、シャワーの方がいいです。
さらに言うと、シャワーの時間が短いとお風呂に比べて、はるかに安くなります。
ただ、シャワーだけだと、疲れがとれないこともあるので、たまにはお風呂に入ってゆっくりすることも重要です。
お風呂のお湯は少なめ
浴槽に溜めるお湯の量が多ければ多いほど、ガス代があがるので、お風呂に入るときはお湯は少なめにするようにしましょう。
ただ、お湯が少ないと、肩までお湯に浸かれないので、そういう時は、水入りの2Lのペットボトルを数本入れると、かさが増すので、肩まで浸かれるようになります。
追い炊きは使わない
お風呂の追い炊き機能は、お風呂を常に温かくできるので便利です。しかし、その分ガス代がかかるため、使用は控えましょう。
こうしてみると、自炊しなければ、その分ガス代はかからないのでは。
と思ったりしますが、外食費の事を考えると、自炊した方が圧倒的に節約になります。
生活費を抑えるなら、自炊は必須になるので、こうしたガスの使い方をうまくしていかなければなりませんね。
また、入浴に関しても、シャワーだけじゃ物足りませんが、ガス代の事を考えるとシャワーで済ませたほうがよさそうですね。
夏場はよさそうですが、冬場は少しのシャワーだと体が冷えるので、風邪ひかないように注意が必要になります。
ただし無理をすることによって、ストレスを溜めこんだり、体調を崩さないように注意しましょう。
そんなときに節約しても、楽しく健康的な生活できません。
無理のない範囲で、できるところからやっていきましょう。