人生で一度は一人暮らしをしてみたいと思いませんか?
一人暮らしは誰に縛られることも干渉されることもなく、自由に暮らすことができます。
中には進学と同時に一人暮らしをスタートする人もいます。
「一人暮らしをしたいけど、どれくらいお金がいるかわからない」
上記のように思っている人のために、実際に一人暮らしを始めるにあたって必要な費用をここではご紹介していきます。
一人暮らしのメリットは?デメリットは?
実家で暮らしていると洗濯や掃除、ご飯も作ってもらえるのでとても楽ですよね。
実家暮らしは”楽”の面で快適ですが、一人暮らしは”自由”の面で快適です。
つまり一人暮らしの最大のメリットは自由だということです。
部屋を借りた後は、もう自分の好きなように生きて行くことができます。
これはけっして実家では味わえない一人暮らしの特権でしょう。
好きなときに友達や恋人を呼ぶことも泊めることもできます。
部屋のインテリも自分の好きなように工夫することも。
楽しいことがたくさん待っていそうな一人暮らし…。
ところが一人暮らしは全責任を自分で負わなければいけません。
生活して行く上での資金操りや周りとの付き合いもあると、お金がすぐになくなってしまいます。
社会人ならともかく学生の人は特に気をつけなければいけません。
生活をして行く上で実家暮らしよりもはるかにお金が必要なのが、一人暮らしのデメリットです。
お金のコントロールさえ身につけてしまえば、あと残るのはメリットのみ。
節約をうまく賢くすれば一人暮らしでも問題なく生活できます。
では、一人暮らしを始めるにあたって必要なお金についてみていきましょう。
一人暮らしをはじめるのにかかる費用は?
一人暮らしをはじめるにあたって、まず最初に住む家を決めなければいけません。
特に家賃は一度決まってしまえば退去するまでは、固定費として毎月の支出としてでるんですね。
つまり食費や光熱費といった節約ができないので、なるべく手頃の家賃を参考に物件を探しましょう。
家賃が5万円の物件だとすれば、一人暮らしをはじめるのに必要な金額は50万円が妥当です。
もちろん人によっては低く抑えることもできます。
反対に家具やインテリ・引越しの荷物の量によってはさらにお金が必要になってくることも。
一人暮らしを始めるのに必要な3つの費用
一人暮らしを始めるにあたって、3つの費用が必要です。
- 入居の際にかかる費用
- 引越しにかかる費用
- 家具・家電・生活必需品を買い揃える費用
初めて一人暮らしを始める人は、実際にどのくらい費用がかかるのかわかりにくいと思います。
特に部屋を借りるのに必要な費用に関しては勘違いしやすいポイントもあるんですね。
それではそれぞれの内訳を見ていきます。
入居の際にかかる費用(家賃:5万円)
入居にかかる費用は単純に「家賃だけ支払ったらいい!」というわけにはいきません。
入居の際にかかる費用にもなんと内訳があります。
- 敷金×2ヶ月(10万円)
- 礼金×2ヶ月(10万円)
- 仲介手数料(5万円)
- 前家賃(5万円)
- 管理費(物件で異なる)
- 火災保険(2万円)
- 消毒料(15,000円)
- 賃貸保証料(25,000円)
- 鍵交換代(2万円)
- 日割り家賃(入居日で変化)
入居するだけでもこんなにお金が必要なんですね。
この段階で既に30万円以上のお金の支払いがあります。
では、順番にどのような費用なのか簡潔にご紹介していきます。
敷金…退去時に部屋の破損や汚れを修繕したり、万が一の家賃滞納などに備えたりするために一時的に預けておくお金のことです。
家賃滞納をせず、退去時に修繕費がかからない場合は返金されることもあります。
礼金…入居する物件の大家に「住ませてくれてありがとう」という意味を込めて支払うお金のことです。敷金と違い返金はされません。
最近では礼金0円の物件が増えてきているので、初期費用を抑えたい場合は礼金が不要な物件を選びましょう。
仲介手数料…部屋を紹介してくれた仲介業者に成果報酬として支払うお金のことです。
前家賃…契約した月の翌月の家賃を先に払っておくということです。
3月に部屋の契約をした場合、4月分の家賃を先に支払うことになります。
管理費…物件によってさまざまです。無料のところもありますが、築浅の物件になると高いところもあります。
およそ1万円以内に収まります。(家賃に加えて毎月支払うもの)
つまり物件探しの段階で、家賃+管理費が自分の予算以内の部屋を探しましょう。
賃貸保証料…家賃半月分です。
鍵交換費代…前の入居者が使用していた鍵から自分が使用する鍵に交換する費用のことです。
火災保険料…火事や落雷で燃えてしまった建物や家具の補償をしてくれる保険の費用のことです。
消毒料…前の入居者が万が一汚していたときの清掃費のことです。
日割り家賃…家賃を入居日数で割った金額で支払う家賃のことです。月の途中から入居した場合に発生します。
【日割り家賃の計算方法】
家賃5万円の部屋を借りるとします。
この部屋を5月15日に契約し、19日から入居する場合、1日分の家賃は
50,000÷30=1,666…円
月末までの残りの日数は11日なので
1666×11=18,333…円
つまり18,333…≒18,400円が日割り家賃になります。
以上が初期費用となります。
これを契約時に全部払わないといけません。
家賃にもよりますが、だいたい家賃の5ヶ月〜6ヶ月分くらいを用意しておきましょう。
ただ、そんなまとまったお金用意できないという人はカードの分割払いを採用している不動産もあります。
引っ越しにかかる費用
引越しにかかる費用を抑えることでだいぶ一人暮らしを始めるのに必要な費用を抑えることができます。
どこからどこに引っ越すかにもよりますが、必要最低限のもの以外は、新境地で買ったほうが安くつきます。
荷物が増えるほど自分では運べなくなり、引越し業者に依頼することになるんですね。
引越し業者に依頼すると、一人分の荷物であっても5〜6万円の費用がかかります。
もちろん引越し先の場所が遠かったり、繁盛期であればさらに値段があがることも。
ダンボール数箱くらいの荷物で収まるなら1万円ほどで安くつきます。
家具・家電・生活必需品を買い揃える費用
ここでは生活するのに最低限必要だと思われる家具や家電のみの費用でどのくらいかかるかを見ていきます。
最低限の生活ができる環境を抜粋しているので、もっと高くなることもあります。
【家具】
- ベッド…1万円
- カーテン…4,500円
- 照明…5,000円
机や椅子がなくても最低限、布団があれば最初は問題ありません。
特にこだわらなければ2万円で全部揃います。
【家電】
- 冷蔵庫…3万円
- 炊飯器…1万円
- 洗濯機…4万円
相場としてはこのくらいになります。
エアコンはもともとついているところが多いので、今回は省略しました。
またテレビや電子レンジも生活する上では、「本当に引越し当初から必要か?」と言われたらそうでもないので省略。
一般的に一人暮らしに必要な家電すをべてを新しく揃えるなら、10万円ぐらいの費用といわれます。
人によっては納得のいく家電や高価なものにこだわるかもしれません。
しかし本当に引越し当初にあれば、生活できるのは冷蔵庫と洗濯機があれば十分です。
【生活必需品】
- 生活用品
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
ゴミ袋 - キッチン用品
包丁
まな板
ボウル
調味料
フライ返し
おたま
鍋
フライパン
サランラップ
食器
箸
コップ - 洗面台まわり
歯ブラシ
歯磨き粉 - バス用品
シャンプー
ボディソープ
タオル - 洗濯用品
ハンガー
洗剤
ピンチハンガー
当面生活していくのに、このくらいあれば十分ですね。
合計で3万円ぐらいの費用がかかります。
まとめ
いかがでしたか?
一人暮らしを始めるのには”初期費用”として最低でも50万円ほどは貯金しておきたいものです。
もちろん多ければ多いほど安心して引越しすることができます。
また、最初の生活して行く上で、環境がガラリと変わることもあり、体調を崩すことも珍しくありません。
いざという時のためにも対応できるように貯金しておくことが重要です。
一人暮らしを考えている人にどれくらい初期費用がかかるのか参考になれば幸いです。