「初めて一人暮らしを始める学生はどんな部屋がいいのでしょうか?」
「就職したら一人暮らしを考えているけど、どこにすればいいかわからない」
「受験勉強と引越しの準備の両立なんて無理だよ…」
「一人暮らしの部屋探しはいつからはじめればいいの?」

そろそろ来年の就職や進学を考えて、お部屋探しを始めようかと考えている人も多いかもしれません。

今回はそんな学生に向けて、お部屋探しのポイントをタイプ別にご紹介していきます。

  • お部屋探しのポイント
  • 注意したいポイント

上記の2点についてまとめてみました。

春の引っ越しシーズンに向けて、これから徐々に準備を始めていきましょう!

一人暮らしをするにあたって必要な準備は?

一人暮らしの準備は部屋探しから!

当たりまえのことですが、一人暮らしをするための準備として、まずは部屋探しからする必要があります。

一人暮らしを始める準備は1~3月頃から始めるのが望ましいです。

その1〜3月にかけて出回る賃貸物件もお部屋を探す人も増えるんでうすね。

では引っ越しに向けてのお部屋探しって一体いつから始めればいいのでしょうか。

それは2ヶ月~1ヶ月前がベスト。

お部屋を探して契約をしたら、それから2~3週間後には入居しなければなりません。

あまり早く入居すると、そのぶん家賃を払う必要があるので注意しましょう。

また賃貸住居に住んでいる場合、退去予告を1ヵ月前までにしておく必要もあります。

お部屋探しは早すぎは禁物!

学生になったら勉強も大事ですが、自分が過ごすためにまるべく落ち着ける環境を整えましょう。

ただし賃貸物件は残念ながら「取り置き」や「部屋の予約」ができません。

自分にピッタリの物件を見つけても、入居日までの期間が空きすぎていると、断られてしまうことも…。

しかし中には受験期が終わるまで取り押さえてくれる物件もあり、後述しています。

一人暮らしの部屋探しは入居希望日から逆算してスケジュールを組む

【入居日までの流れ】

入居申し込み

入居審査

審査通過

契約書類の準備

契約手続き

入居

上記のような流れとなります。

日数は数日から10日程かかるんですね。

以上の期間を考慮して、お部屋探しのスケジュールを設定しておきましょう。

準備は情報収集からはじめておく

学生の一人暮らしを始めるにあたって、生活するのに適したエリアを選びましょう。

  • 賃貸物件の件数
  • 賃貸物件の種類

自分が住みたい地域にどれくらい賃貸物件があるのかをインターネットまたは賃貸情報誌で調べておくとスムーズに準備も進みます。

調べていくうちにエリアの特徴や種別ごとの家賃相場などが掴めてくるのではないでしょうか。

新生活を想像しながら物件を調べていくと、次第に物件を見る目が養われていきます。

お部屋探しはスピード勝負!

1~3月のシーズンは空き物件が最も多く出回る繁忙期。

ただ空き部屋が多いということは、お部屋探しをしている人も多いということなんですね。

人気の物件は早い者勝ちになるので急ぎましょう。

物件の流れは想像しているよりも早いです。

内見を休日の午後に予定していたら「午前の内見で決定した」なんてこともザラにあります。

中には空き物件やキャンセルが後からも出てくる可能性があるので、根気強く物件を探しましょう。

しかしかと言って、自分が納得しないまま部屋を決めるのは良くありません。

妥協した部屋ではなく、納得した部屋を選択してくださいね。

アンテナを張ろう!

繁盛期は不動屋さんも忙しいので、自分から部屋を探すことが重要。

  • 電話やメールで空き物件あるか不動産会社に確認
  • インターネットで新しい情報が更新されてないか確認
  • 入居者募集の看板を見て回る(引越し先に近ければ)

自分から積極的に行動してくださいね。

スケジュール管理は徹底的に!

実際にお部屋探しを始める前にも、情報収集やスケジュール設定などできることはたくさんあります。

しっかり準備をして素敵なお部屋を見つけましょう。

学生のお部屋探しのポイント

大学進学と同時に実家を出て一人暮らしを始めるという学生も多いのではないでしょうか?

新生活に期待をよせ、充実させるためにも、自分にピッタリのいいお部屋を探したいもの。

実家から送り出す側の保護者は、きちんと新生活を始めることができるのか、そして周囲の生活環境や物件のセキュリティなども心配なところです。

そんな大学新入生のためのお部屋探しについてご紹介。

一人暮らしの学生向けの住まい

大学の周辺には学生さん向けの住居が多く立地しています。

経済状況や生活スタイルに応じて、さまざまな種類から自分の条件に合う物件を探し、お部屋を選んでいくことになります。

学生向けの賃貸アパート・マンション

単身者・学生向けに入居者を募集している一般的な賃貸物件で、入居者は学生だけに限られたものではありません。

しかし大学周辺や通学しやすいエリアに物件が多く見られます。

寮のように門限や食事の決まりがないため、自分のペースで自由に生活することができます。

学生マンション

学生マンションとは、入居者を学生限定にしている賃貸マンションのこと。

学生に限定されているので同じ大学や同じ境遇の人々が集まっており、他の住民とのコミュニケーションが取りやすくなっています。

セキュリティに力を入れている物件が多く、防犯カメラやオートロック、管理人が常駐という物件も少なくありません。

そのため賃料や管理費が高めに設定されています。

学生寮

大学の近くや敷地内に学生専用の寮がある大学があります。

また首都圏や大阪府には道府県の出身者だけが入居できる県人寮(県民寮)があります。

机やベッドといった最低限の家具などが備え付けられており、引越しの際に荷物が少なくて済みます。

寮のメリットはなんといっても賃料が格安で、食事付きの物件が多いこと。

加えて同じ学生仲間と深い交流を持つことができ、学生生活を送るうえで役に立つ生活や勉強の情報を得やすくなっています。

  • 留学生が優先的に入れる寮
  • 男子学生用
  • 女子学生用

寮によっては様々な種類があります。

初めての一人暮らしでも安心して生活できる環境にありますが、門限などの規則も多く、そして共同生活が苦手な人には不向きかも。

学生会館

民間で運営されている賃貸住宅で、学生寮のように食事付きであったり門限などの規則があります。

賃料が安めな上、セキュリティがしっかりしている物件が多く、そして管理人が常駐しているので安心して生活することができます。

部屋には机・ベッド・エアコンなどの家具が付いているのが一般的となっており、付いていない家具をレンタルできるサービスもあります。

物件自体の数が少ないため選択肢が少ない点と、学生寮とは違って学校からの家賃補助などが無く、費用の負担が大きくなります。

女の子の部屋探しはセキュリティ重視!

初めての一人暮らしとなると、女の子の保護者はよりセキュリティを重視します。

女の子が安心して暮らせる部屋探しをするためには、しっかり物件の下見をしておきましょう。

チェックすべき項目は以下になります。

  • 治安の良いエリアであるか
  • 夜道は暗くないか
  • オートロック付き(ドアホン)
  • スーパーやコンビニが近くにあるか

上記の4つについて詳しく見ていきましょう。

治安の良いエリアであるか

駅前に放置自転車が多かったり、ポイ捨てされたゴミが多い所、また路上駐車が多い所は治安が悪いものです。

コンビニにトイレがないのも1つの目安。

実はコンビニによってトイレを貸し出してない地域は、トイレでの利用マナーが悪いため、貸し出し不可になっています。

近くのコンビニのトイレが使用不可の場合、その地域は治安が悪いかもしれません。

夜道は暗くないか

駅から家までは街灯があるか、何かあった時に駆け込めるコンビニなどはあるかも要チェックです。

街灯も何もないところでは、夜の犯罪も増えるのでなるべく明るいところがポイント。

オートロック付き(ドアホン)

モニター付きインターフォンがあれば、来訪者を確認してからドアを開けることできます。

また、オートロックの物件は部屋と建物の二重の施錠となるため安心感が違います。

スーパーやコンビニが近くにあるか

夜遅くまで営業しているスーパーやドラッグストアが近くにあれば生活の利便性は格段に向上します。

また、店の灯りが近いことも防犯上役立ちます。

女性限定の物件もオススメ

女性専用物件の特徴は、オートロックや防犯窓といったセキュリティ設備の充実していたり、シャンプードレッサーなど女性の生活に嬉しい設備が付いていたりします。

中には男性の入館を禁止している物件もあり、「父親が来ても泊まれなかった」というケースも。

一般の賃貸物件より高めの家賃設定となっていますが、それでも非常に人気があります。

寮や女性限定物件になるとルールが厳しかったり家賃が割高になったりするデメリットもありますが、不安要素が減るのは本人にも保護者にも嬉しいメリットですね。

一人暮らしの準備を始めるにあたってのQ&A

Q1.どうやって一人暮らしをするための情報収集するの?

A1.大学・大学生協のサポートを活用しましょう!

大学や大学生協の行っている新入生・学生向けのお部屋情報をパンフレットやウェブサイトで見ることができます。

合格の決定する前からも、インターネットなどで大学周辺のお部屋の情報を見ておきましょう。

  • 賃貸のだいたいの相場
  • 通学しやすく、学生生活に適したエリアであるか
  • スーパーやコンビニが揃った住環境にあるか

といったことなどを確認し、住みたいエリアを絞り込んでおくと、のちのちに物件を探しやすくなります。

また、大学生協と提携している不動産会社は学生向け物件の案内に慣れているので、大学の周辺環境などについてもアドバイスを得やすくなっています。

 

Q2.合格後でも間に合いますか?

A2.間に合います。

部屋探しの繁忙期である1~3月は、早い者勝ちと言ってもいいほど物件の流れが早くなります。

だからといって合格前にお部屋を探して決めてしまうのは、賃料も発生してしまいますし現実的ではありません。

お部屋探しは「合格が決まったらすぐに取り掛かる」という心構えでいましょう。

Q3.事前予約できる物件はないのでしょうか?

A3.あります。

そう多くはありませんが、受験前に予約をしておき、合格後に契約するというサービスを行っている物件もあります。

国立大学は私立大学よりも合格発表が遅く、特に国立大学の後期合格者はお部屋探しに出遅れてしまいます。

でも大学生活の毎日を過ごすことになる大事なお部屋ですから、じっくり見極めて「生活しやすく」「勉学に向いた」良いお部屋を確保しましょう。

入れ替わりの激しい繁忙期なので賃貸物件の状況は刻一刻と変わり、退去の予定が出たり、キャンセルが発生したりと、後から条件の良い物件が出てくる可能性もあります。

まとめ

いかがでしたか?

一人暮らしを考えている学生の中にも、受験で不安を抱えつつ部屋探しもしなければいけないのは大変だとは思います。

しかしこの厳しい冬を乗り越え、春に新しい第一歩を踏み出しましょう。

そのためのモチベーションアップとして春からの新しい自分を想像することが大事です。

今回ご紹介したお部屋探しのポイントを押さえて、素敵な新生活を始めてください。

関連記事:一人暮らしをするにあたって必要な準備は?