一人暮らしをすると決まったら、いったい何から準備をしたらいいのか戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。
まず重要なのは、何ごとも早め早めに準備しておくことです。
何も手をつけずに最後の方で慌てて準備を行ってしまうと、思わぬ誤算が生じてしまうこともあります。
「ちょっと準備するのは早すぎるかも」と思うぐらいから動き出した方がいいんですね。
特に一人暮らしを初めてするという人は、初めての事だらけなので、余裕があった方が心にもゆとりが生まれます。
今回は一人暮らしの始めるための準備についてご紹介していきます。
まずは引越し先を決める!
一人暮らしを始める準備として一番初めに行うのは、当然引越し先の部屋を決めることですね。
- 立地
- 価格
- 広さ
- 間取り
自分の条件にあった物件を選ぶことが大切です。
そして希望条件がまとまったところで、賃貸物件情報誌やインターネットなどを利用して、希望条件に合った物件を探してみましょう。
一人暮らしの場合、1Rか1Kタイプに入居する人が多いです。
セキュリティーを気にするのであればオートロック式も頭に入れておきましょう。
また気に入った物件を選ぶ際には、下記を参考にしてください。
- 築年数
- エレベーターの有無
- オートロック
- 日当たり(方角)
- 駅近(都内の場合)
大学や自分がアクセス場所を参考に比較してみるとよいでしょう。
引越し先が決れば引越し業者を選ぶ!
入居する引っ越し先が確定したら、次は引越し業者です。
引越し代金は一人暮らしの場合、それほど高くないだろうと安心していてはいけません。
思ったよりも引っ越し代金が1番高くついてしまうなんてこともありえるんですね。
一人暮らしの荷物が少ない場合には通常の引越しプランよりも、単身パックの方が安く済むケースも。
単身パックとは専用のボックスに荷物を入れて運送してもらう引越しプランで、同一市内間など近距離引越しの場合1万円台の引越しもできるんですね。
見積もりを比較してから引越し業を選ぶ!
引越し業者はどこを選んでも同じと考えている人は、複数の業者の見積もりを比較する人が少ないと言われています。
引越し業者はどこも一緒ということは基本的にありません。
むしろ基本料金がないため、安い業者もあれば高い業者もあるのが引越し業界の闇の部分です。
大切なのは安い引越し業者をきちんと見極めることです。
きちんと見極めて上げれば引っ越し費用を大幅に値下げすることができます。
そのため一人暮らしで引越し費用を安くしたいのであれば、複数の業者から見積もりをしてもらいましょう。
その中から価格が安い業者をピックアップして、値下げ交渉を行えば、できるだけ安い価格で引越しが可能になります。
引っ越し業者の選定が終った後は、荷造りなどの準備を進めていく段階に移ります。
引越し業者の選定、退去の連絡!
1ヶ月前には退去の連絡が必須!
お部屋を探しつつ、現在の住まいの大家さんもしくは管理会社に退去の連絡を入れます。
賃貸物件は契約発生から20日ほどで家賃が発生するので、今住んでいる場所の退去と新居への入居時期があまり重ならないようにスケジュールを決めましょう。
引越し業者を選び、引越し日を決める!
複数の引越し業者に見積もりを取り、比較検討した上で決めましょう。
引越し荷物が少ない場合は、自分たちで行うという選択肢もあります。
引越し会社は、土日祝や2~4月の繁忙期は割増料金が発生する可能性もあるので要注意ですね。
不用品は処理をして荷造り!
段ボールに荷物を詰めつつ、リサイクルショップやフリマアプリを活用して不用品をどんどん片付けましょう。
うまく物を売れば引越し費用も多少稼ぐことができるので、なるべく不用品は売ることをオススメします。
粗大ごみの捨て方は住んでいる自治体のルールに従ってくださいね。
役所での手続き!(引越し1~2週間前まで)
住んでいる役所に行き、転出届を提出して「転出証明書」をもらいましょう。
引越し後、転入手続きの際に必要なので、大切に保管しておいてください。
国民健康保険に加入している場合は、その場で資格喪失手続きも行っておきましょう。
水道・電気・ガスの使用停止手続き
現在利用している水道局・電気・ガス会社のホームページもしくは電話にて、使用停止日を連絡します。
引越し先が同じ管轄内の場合は、利用停止と同時に新居での使用開始の手続きも済ませておくと便利です。
ネットの移転手続き&新規開設
現在利用しているインターネットを継続する場合は、契約プロバイダに移転の連絡を入れます。
転居先のエリア・建物が現在使っている回線に対応しているかどうかも事前に確認しておきましょう。
新居でインターネットを新たに導入する場合、工事に1ヶ月かかることもありますので早めにプロバイダへご相談をしておくと良いですね。
郵便局の転送サービスの手続き
郵便局に転居届を出すことで、引越し後1年間は旧住所に送られた郵送物を新居に転送してくれます。
ネット上でも手続きはできるので、引越し前に済ませておくと便利です。
立ち会い、引越し、インフラ開通(引越し前日~当日)
掃除、ゴミ出し、洗濯機などの水回り
引越し前日には、部屋の掃除やゴミ出しを済ませておきましょう。
部屋の状態が敷金の返還額にも影響することがあるので、今までお世話になったお部屋に感謝の気持ちを持って掃除してください。
冷蔵庫・洗濯機の水抜きも忘れずに!
退去立ち会い、鍵の返却!
引越し当日はドタバタしがちですが、慌てず落ち着いて一つひとつ片づけましょう。
ガスの閉栓に立ち会う必要がある場合は事前に確認をしておく必要があります。
荷物の運んだら、部屋の状態を大家さんまたは管理会社と確認し、スペアキーも含めた鍵を返却します。
部屋を出る際には、電気のブレーカーを落とすことも忘れないでくださいね。
水道・電気・ガスの開通手続き
水道や電気は前もって利用開始の旨を伝えておけば、引越し当日から使用できます。
ガスの開栓は立ち会いが必要なので、あらかじめ手配しておきましょう。
荷ほどき、家具の配置設定
大型家電や家具の配置は引越し会社にお願いし、細々とした荷物は焦らず徐々に片づけていきましょう。
転入届、住所変更などの手続き(引越し後2週間まで)
役所での手続き
引越し後2週間以内に、転出証明書と印鑑、身分証明書を持って引越し先の役所に行き、転入手続きを済ませましょう。
その際に国民年金の住所変更、国民健康保険の加入手続きもできます。
転入手続きは遅くなると罰金が発生する可能性もあるので要注意です。
運転免許証の住所変更(免許を持っている人のみ)
今では学生でも免許を持ってる人はたくさんいますよね。
早い人だと高校を卒業するまでにとる人もいます。
運転免許証は住所変更の義務はありませんが、旧住所に更新のお知らせが来ていたために更新を忘れたり、身分証明書として使うことも多いので早めの変更がおススメです。
新居を管轄している警察署・運転免許試験場で手続きできます。
バイク・自動車の登録変更・飼い犬の登録
学生だとバイクや自転車で学校に通う人もいるでしょう。
バイクや自動車をお持ちの場合は、住所変更後15日以内に役所もしくは陸運支局で手続きを行う必要があります。
飼い犬の場合は、引越し後30日以内に役所もしくは保健所で手続きが必要です。
銀行やクレジットカードの住所変更
郵便局の転送サービスがあるとうっかり忘れがちな住所変更です。
銀行やクレジットカード、携帯電話会社、生命保険などの各種保険、通販サイトなど、支払いや契約に関する重要な連絡が来ることもあるので、早めに各機関での住所変更を済ませておきましょう。
まとめ
引越しをする前の準備、引っ越した後のことなどやることがたくさんあって大変だと思うかもしれません。
しかし一つ一つ確認しながら行えば案外簡単に進めることができます。
そのためにも余裕を持って準備に臨むことが大切です。
今回の記事を引越し前の準備に生かすことができると幸いです。