一人暮らしをしていると寂しい時もありますよね。
シェアハウスや同棲をしていない人からすれば、一人の空間はどうしても寂しくなってしまいます。
家に帰ったときに、迎えてくれるペットが居るだけで、毎日が楽しく癒やされることは間違いないでしょう。
寂しい一人暮らしから抜け出すためにも、ここではペットを飼うための条件と、おすすめのペットについて見ていきましょう。
一人暮らしにむいているペットの条件
一人暮らしに向いているペットの条件は、以下の3つです。
・手間がかからない
・鳴き声が気にならない
・大きく成長しない
ここでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
手間がかからない
一人暮らしをしていると、家を開ける時間が多いと思います。
そのためペットを見る時間がどうしても少なくなってしまうんですね。
やはり手間の掛からないペットは飼いやすい条件として外せません。
また時間的にも費用面でも負担が大きくなることを考慮し、なるべく手間をかけないものがいいですね。
また環境(気温や明るさ)も考えておかなければ、人間は無事でも、他の種の動物からすると生きていけないかもしれないです。
鳴き声が気にならない
ペットを飼うことが可能な物件であっても、よく鳴くペットはご近所に敬遠されがちですね。
また、自宅が一番休まるのに、ペットの鳴き声で落ち着けないとなったら本末転倒です。
せっかくペットを飼うなら、周りの目を気にしないでもいいように伸び伸び飼いたいものですね。
しかしペットによっては、鳴き声が出てしまうのは仕方ないでしょう。
なるべく鳴かない条件のペットも考慮しましょう。
大きく成長しない
一人暮らしの部屋のサイズにあったペットを買いましょう。
大きくなるペットは、自分の安らぐスペースを奪われる恐れがあるので、なるべく大きく成長しないペットが望ましいです。
またあまり部屋の大きさに対してペットの大きさが比例していなければ、ペットの方もストレスを感じます。
成長したときの大きさを想定してペットを選ぶましょう。
以上のことを踏まえて、一人暮らしのペットにおすすめのペットを紹介していきたいと思います。
一人暮らしにおすすめのペット:ねこ
猫は単独行動を好み、犬に比べると、留守番をしていてもストレスを感じることがありません。
猫は一日18時間もの間寝ていることから、比較的飼いやすいペットですね。
鳴き声も少なく、狭い部屋でもストレスを感じることがないので、長く部屋を空けてしまう一人暮らしにはピッタリのペットなんです。
しかし寂しい思いを取り除くためにも、キャットタワーやおもちゃを与えて、一匹でも遊べる空間を作っておきましょう。
また猫を飼う注意点は、はじめのうちにしつけをしておかなければ、壁や床に引っかき傷を作ります。
家の中を傷つけたくない人は注意しておきましょう。
時間があるときには、しっかりコミュニケーションをとって、愛情を注ぐことも大切です。
また発情期には、どうしても鳴き声を出してしまうので、去勢や避妊手術はしておきましょう。
一人暮らしにおすすめのペット:いぬ
犬は群れで生活する動物です。
一人暮らしをしている部屋での留守番は無理だと思う方もいると思います。
しかし中には一人暮らしでも可能な犬がいるんですね。それは小型犬です。
特にチワワや柴犬じゃ独立心が強いので、一匹で長時間いることも可能。
犬は吠えるイメージがありますが、フレンチブルドッグは、あまり吠えないので一人暮らしのペットとしても人気です。
また留守番中に家具を壊したり、壁や床を傷つけるイメージもありますが、これはストレスが原因となっています。
そのため短時間でもゲージに入れて管理しましょう。
そうすることによって、思わぬ事故にも巻きこまれることもないので、安心です。
犬も猫と同様に、時間があるときにはたっぷり遊んでコミュニケーションを取りましょう。
一人暮らしにおすすめのペット:ハムスター
ハムスターは一人暮らしの人が飼うペットの中でも人気の動物です。
その理由は、小さく世話がしやすい、触れる、食費もかからないといった理由が挙げられます。
餌やりが簡単に行なえ、鳴くこともありません。
また愛くるしい仕草と眼差しで人気があります。
ハムスターのような小動物は、ほとんどの物件で飼育が可能となっているため、猫や犬よりも飼いやすくなっているのも人気の理由でしょう。
ただし複数を一緒のかごで飼っていると、ケンカをしたり、共食いをするような残酷な一面もあるので、ハムスターを飼うときには、数に注意しておきましょう。
ハムスターはもともと一匹で生息する動物なので、あまり数が多いと縄張り争いを初めてしまします。
そのため強いほうが弱い方を攻撃するようになっているんですね。
寒さに弱いので、冬は温度管理をしっかりしておく必要もあります。
飼育方法は、餌の補充、一日に1~2回の水の取り替え、ゲージの掃除が必要。
またスキンシップを図りながらも、ハムスターの健康状態を見ることも意識した置かなければいけません。
ハムスターの寿命は、犬や猫と比べると短く、2~3年なので、できるだけ家にいる時間は、コミュニケーションをとってあげてくださいね。
一人暮らしにおすすめのペット:カメ
縁日などで見かける小さなカメから、専門店などで売っているカメにいたるまで、実は大人にもペットとして人気の高いカメ。
比較的丈夫な生き物なので飼いやすいペットと言えます。
かなり長生きする種類もいますので、事前に確かめてから飼うようにしましょう。
カメも場所をとらないペットなので、一人暮らしのあなたの癒しとなるおすすめペットです。
幼体から飼う場合は、温度管理と、こまめな水換えが必要になりますので最初は苦労するかもしれません。
一人暮らしにおすすめのペット:ウサギ
寂しがり屋のイメージがあるウサギですが、実際は一人暮らしでも飼いやすいペットの一種です。
人に懐きやすく、ケージに入れて飼えるのでスペースもとらないため、ハムスター同様、ほとんどの物件で飼うことができます。
散歩も行く必要がなく、また、キレイ好きな動物なので、とても掃除しやすいため、手がかからないペットとしておすすめです。
まず鳴かないと言ってもいいでしょう。ただし、暑さ寒さに弱いため、温度調節をしてあげなければいけません。
過度なストレスは体調を崩すため、適度になでたり、遊ばせたりするようにしましょう。
一人暮らしにおすすめのペット:モルモット
もこもこして触ると気持ちよさそうなモルモット。
動物園でふれあい広場で人気の動物ですね。
スペースもあまりとらず、飼いやすさ、かわいさが根強い人気のペットです。
性格は穏やかで大人しく、警戒心が強いのが特徴ですが、表情が豊かで嬉しいときには喉を慣らすこともあり、かわいい仕草で飼い主を癒やしてくれます。
臆病な生き物なので、慣れるまではいきなり抱っこしたりするのは控え、徐々にスキンシップをはかるようにして仲良くなるようにしましょう。
飼い方としては、毎日の餌やり、水の取替、トイレ、ケージ内の掃除が必要になります。
モルモットは寒さに弱いため、気温の低い季節には温度管理にも注意してあげましょう。
一人暮らしにおすすめのペット:セキセイインコ
比較的体が丈夫で、言葉を覚えたりと、人にたいへん懐きやすい動物です。
一人暮らしのマンションやアパートのほとんどの場所で飼うことができます。
鳥類は長生きすることもありますので、それも頭に入れて選択しましょう。
高齢者の方には鳥類を飼う人も多くいますよね。
また、小さく見えても、運動量が多い動物なので、空間に余裕のあるケージを選ぶようにしましょう。
飼育の注意点としては、毎日餌の交換と水の取替、1時間程度ケージから出して遊ばせてあげることが必要です。
ヒナから飼育する場合は、触りすぎや温度管理を注意し、秋冬の冷える朝晩は保温してあげるようにしましょう。
一人暮らしにおすすめのペット:フェレット
実は最近人気の高いフェレット。
一人暮らしにおすすめの理由は、鳴かないこと、睡眠時間が長いことが挙げられます。
ほとんど鳴くことはなく、1日20時間の睡眠時間ですので、ほとんどを寝て過ごしていて、ほぼ手がかかりません。
まるで猫のようなんですね。
また、人懐っこい性格で甘えてくるので、一人暮らしの寂しさを癒やしてくれます。
一緒に外出する場合は、フェレットは抜け出すのが上手なので、ハーネスやリードを利用するようにしてください。フェレットは、少し臭いがすることがありますので、気になる方は消臭剤などを利用するようにしましょう。
また、暑さに弱く、夏場の温度管理が必要です。
また、赤ちゃんのときはジステンパーなどの伝染病にかからないように、ワクチン接種をしなければいけません。
一人暮らしにおすすめのペット:ハリネズミ
トゲトゲの体とかわいい瞳で歩く姿が愛らしいハリネズミは女性に人気のペットです。
トゲが手にささるのが心配な方もいるかもしれませんが、慣れてくるとトゲを寝かせてくれるので、素手で触っても大丈夫です。
警戒心が薄れるまでは、手袋などを使用するとよいでしょう。
ハリネズミ用のエサも市販されています。ハリネズミは匂いがなく、スペースをとりませんので、比較的飼いやすいです。
しかし寒さや暑さに弱く、体調を崩しやすいので、しっかりとした温度管理が必要になります。
一人暮らしにおすすめのペット:熱帯魚
かわいく泳ぐ姿を見ているだけで癒される金魚。
環境に気をつけていれば、比較的世話が簡単で、ペット初心者にもおすすめのペットです。
かわいくセッティングして、インテリアの一つとして鑑賞することもできます。
エサやりは一日一回、少量で済みますので費用もあまりかからず飼うことができます。
ただし水温や水質に気をつけてあげるようにしましょう。
散歩や遊んであげる必要はありませんので、気軽に飼育をスタートさせることができますね。
あまり時間がとれないけれど何か飼いたいという方におすすめです。
一人暮らしのペットを飼う際に注意する点
たとえば、大事なペットが病気になりました。
獣医さんに連れていくため、学校を遅刻しなければなりません。
獣医さんとペットホテルに20万円以上使うこともザラにあるでしょう。
また中には、獣医さんに100万円以上使った人をもいます。
動物医療保険に入っていてもこれぐらいかかるんですね。
以下はウサギの費用:例
- 獣医さん 26,500円(保険がなければこの2倍です)
- ペレット 1,600円
- チモシー1箱 2.26kg 4,200円
- 野菜(1日400-600円くらい)
- トイレ用ペットシート 800-1,000円くらい
- アニコム保険(動物用の医療保険)2,780円
- 1か月の電気代は1万円(夏場は1万5千円)
獣医さんを抜いても10,000円は超えています。
一人暮らしでも、家族で生活していてもペットを飼うことに楽なことなんてありません。
「どれだけしっかり見てあげられるか」
「少しでも違和感を感じたらすぐに病院に駆け付けられるか」
「温度管理がしっかりできるか」
もちろん、愛情も大事ですが、上記のようなことを誠実に守れる人が命を育むのにふさわしいですね。
※週に2~3日の点滴や歯切り、お薬代で毎月10万円以上の出費が、3か月続きます。
すると計4~50万円を超えることも…
まとめ
一人暮らしでも飼いやすいという観点からおすすめのペット10選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
犬猫に比べると、その他の小動物が比較的飼いやすいかと思われますが、部屋の環境によっても飼えるペットが異なります。
大家さんや管理会社に確認をとるようにしましょう。
また、一度飼うと決めたら、命ある限り付き合う覚悟で、そのペットの飼育方法等を勉強してから飼うようにしましょう。