一人暮らしの学生を狙った悪徳商法は年々急増中です。言葉巧みに言いくるめられて、自分が悪いものだと信じ込んでしまう人が多いのです。世の中、それほど理不尽なことはありません。
「おかしいな」と思ったら、強い態度でしっかりと対処しましょう。

EX.1
「必ず儲かりますよ」

■パターン
よくあるマルチ商法で、話だけ聞いていると簡単に儲かるような気がしてくるのですが、結果的に商品を大量に購入させられたり、ローンだけが残ったりしてしまうことがほとんどです。
■対策
すべてが悪徳というわけではありませんが、「必ず儲かる」などというキャッチフレーズは怪しいと思いましょう。仮に契約してしまっても、20日以内であればクーリングオフできます。

EX.2
「無料体験できます」

■パターン
エステなどでよくあることですが、無料体験に行って、強引に長期契約を迫られるパターンです。
■対策
8日以内であればクーリングオフできます。例えクーリングオフ期間が過ぎても、残りの契約を破棄することも可能です。この場合、違約金を支払わなければならないこともありますが、違約金にも限度額が法律で定められているので、法外な金額を請求された場合は、断固とした態度で断りましょう。

EX.3
「有料サイトの情報量を支払って下さい」

■パターン
突然、電話やメールで、「あなたが閲覧した有料サイトの情報料を支払って下さい」と、振り込み先だけ指定してくる類のものです。中には支払わなければ、取りたてに行くと脅してくるものまであります。
■対策
身に覚えがなければ完全に無視しましょう。相手にならないのがいちばん。例え身に覚えがあったとしても、突然振り込めと言われるなんておかしいと疑いましょう。

EX.4
「受講すれば資格が取れる」

■パターン
資格商法と呼ばれる手口で、高額なテキストやパソコンを購入させられて、言うとおりにすれば資格も取れるし、仕事の斡旋もしてくれると言うもの。
■対策
資格を取るのに不当に高額なテキストが必要なものなんてありません。これも8日以内ならクーリングオフ、6ヶ月以内なら契約解除ができます。

■解約はできないと、たちの悪い脅しをしてくる業者もありますが、こちら側の強い態度がもっとも必要なのです。